話題の新作「海街diary」を観る前に、観ておきたい4本

0605-115海街ダイアリー

本記事は、「海街diary」の出演者と監督にちなんだ映画の紹介です。劇場で公開される前に予習しておけば、さらに映画が待ち遠しくなるのではないでしょうか?

美しい鎌倉の風景をバックに描かれる「海街diary」は、吉田秋生先生の「ラヴァーズ・キス」とクロスオーバーしており、出演人物が重なります。「ラヴァーズ・キス」もまた、宮崎あおい、成宮寛貴主演、及川中監督で2003年に映画化されているので、こちらも観ておくとさらに映画を楽しめるかも。

主演の四姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずのカンヌ映画祭でのドレスアップされた姿をニュース記事などで見かけた人も多いのではないかと思います。主演の四人以外にも、三姉妹を捨てて出て行った母親を演じる大竹しのぶ、三姉妹の祖母役にベテラン女優の樹木希林と、公開前から期待の高まる是枝監督の「海街ダイアリー」。まずは上映前に押さえておきたいこの作品の紹介から。

1.長澤まさみを一躍有名にした「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)

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世界の中心で、愛をさけぶ

片山恭一原作のベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」、通称「セカチュー」。

テレビドラマ化や映画化といった一大ブームを巻き起こした純愛小説のヒロインであるアキを演じたのが、当時まだ高校生だった長澤まさみ。白血病の役作りのため、実際に髪を剃り落して熱演し、その年の映画賞の新人賞を独占しました。

偶然なのか、キャスティングの際に意識したのかわかりませんが、今回の「うみまちdiary」で姉妹を演じる綾瀬はるかと、長澤まさみは、綾瀬がドラマ版、長澤が映画版でそれぞれ同じ役であるアキを演じています。

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ドラマ版

長澤は、大根仁監督のヒット作「モテキ」(2011年)でも、「セカチュウ」で主人公サクを演じた森山未來と共演しているので、キャスティングで話題になりやすい女優さんなのかもしれません。

まだブレイク前の長澤まさみが出演している古厩智之監督「ロボコン」(2003年)は、今や若手人気俳優の一人となった小栗旬や、伊藤淳史らが脇を固め、劇中で、トラックに荷台に揺られて山口百恵の曲を口ずさむ、長澤の初々しい演技が堪能できます。

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ロボコン

2.演技なのか素なのか?ドジで天然な綾瀬はるか「ハッピーフライト」(2008年)

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「恋人にしたい芸能人」で必ず上位にランクインするのが綾瀬はるか。

紅白の司会を務め、知名度も実力も若手ナンバーワン女優と言える綾瀬さんは、意外にも映画出演作が20本を超えるほど、テレビドラマ以外にも映画にも精力的に出演しているのです。タイトルが話題になった羽住英一郎監督「おっぱいバレー」(2009年)や、「座頭市」の主人公・市を演じた曽利文彦監督「ICHI」(2008年)など、内容もバラエティーに富んでいます。

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ICHI

なかでも、「ウォーターボーイズ」(2001年)や「スウィングガールズ」(2004年)といったコメディ映画の傑作を生みだした矢口史靖監督の「ハッピーフライト」(2008年)でのはるかさんは、ちょっととぼけたキャビンアテンダントを演じ、ドラマ「ホタルノヒカリ」で見せたコメディエンヌぶりをいかんなく発揮しています。

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今回の「海街diary」では、生真面目な長女・幸をどのように演じるのか見どころの一つです。

3.夏帆の存在を知らしめた「天然コケッコー」(2007年)

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2005年にフジテレビで放送されていたキッズ向けバラエティー番組「ガチャガチャポン!」。多部未華子演じる姉の妹役として出演していた夏帆。この番組の印象が強いのか、未だに妹役のイメージがある夏帆だが、今作では三姉妹の三女役を演じている。

そんな夏帆の出世作と言えば、「うみまちダイアリー」と同じようにくらもちふさこの漫画を原作とした山下敦弘監督「天然コケッコー」。
主人公の右田そよ役を演じて、日本アカデミー賞新人賞などを受賞した。その透明感あふれる演技で、「東京少女」(2008年)、「うた魂♪」(2008年)、「砂時計」(2008年)と次々と映画に主演し人気女優の仲間入りをした。

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東京少女

最近では、大人の色気も出てきた夏帆。
今回は、綾瀬、長澤といったベテラン女優と、四女役として、今や飛ぶ鳥を落とす勢いでソフトバンクや清涼飲料水のCMやドラマに出演している広瀬すずの間に挟まれた夏帆が、どんな表情を見せるのか、彼女の成長が見逃せません。

 

4.これを見ずして是枝を語れない「誰も知らない」(2004年)

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名作ぞろいの是枝裕和監督の代表作と言えば「誰も知らない」(2004年)。柳楽優弥演じる主人公の演技が評価され、第57回カンヌ国際映画祭において、史上最年少で柳楽君は最優秀主演男優賞を獲得した。

実際に起きた子供置き去り事件を題材に、YOU演じるだらしのない母親や、子役たちの自然な演技が光る作品。是枝監督の作品は、YOUやリリー・フランキーというような、それまで役者として活躍してきた人ではない、個性豊かなキャスティングが魅力の一つ。

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これえだ監督と言えば丁寧な描写で、役者が本当にその人物であるかのように撮るのが非常に上手い。

ペ・ドゥナが心を持った人形を演じて話題となった「空気人形」(2009年)でも、山下敦弘監督「リンダ・リンダ・リンダ」での高校生役や、ポン・ジュノ監督「グエムル-漢江の怪物-」で見せた鬼気迫る演技とは違い、はかなさを秘めた少女らしさに満ちた演技の演出がすぐれていた。

家族をテーマに社会派の問題を投げかける是枝監督。まるで身近にいそうなキャラクター達がスクリーンで繰り広げる日常は、リアルで切ないです。

まとめ

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公開前から話題沸騰な「海街diary」。今回が本格的な映画初主演になる広瀬すずですが、2015年7月11日公開予定の細田守監督「バケモノの子」では、声優に初挑戦します。

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。それぞれの代表作になりそうな「うみまちdiary」。あなたは誰に感情移入して、この映画を観ますか?

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